お尻 の痛み

このような症状はありませんか?

  •  重いものを持つと お尻 の脇のほうがぴりっとする。
  •  腰痛が治ったのに、お尻 のだるさが取れない。
  •  ずっと座っていると腰から お尻 にかけて痛みが走る。
  •  ランニングをして疲れてくるといつも お尻 の同じ場所から足の裏側にかけてしびれてくる。
  •  妊娠6か月、仰向けに寝ると恥骨と  お尻が痛くなる。
  •  産後3か月、子供をだっこしようと思うと、お尻 にピリッとした痛みが走り、足までしびれてくる。

お尻の痛みとは

お尻の痛みは主に腰痛といっしょに説明されることが多いのですが、坐骨神経痛をもたらす
梨状筋症候群
になると主にお尻に痛みを発します。

坐骨神経痛】とは病名ではありませんが、お尻から足先にかけて繋がっている〔坐骨神経〕上に痛みやだるさが出る症状の総称を言います。ただ、名前だけ見ると「神経の痛み」のように思われるかもしれませんが、これは固くなった筋肉が〔坐骨神経〕を圧迫することによって起こる症状です。そのシビレによって足先へと続く〔坐骨神経〕の周りの筋肉が「血行不良」を起こし痛みを出します。また、

梨状筋症候群】も同じ理由です。
お尻の左右にある【梨状筋】が「血行不良」を起こしてそのすぐ下を通っている坐骨神経を圧迫してしまい、痛みやしびれがでる状態を作りだした状態です。

妊婦さんや産後のお母さんの訴えに多いのも「お尻の痛み」です。
仙腸関節痛
になると、お尻全体に鈍痛が起こったり、足の付け根やお尻にぴりっとする痛みが走ったりしますが、横になると楽になります。

この「仙腸関節痛(お尻の痛み)」は【ホルモンの作用】【腹筋の弱まり】【妊婦さん特有の歩き方】によって起こります。

妊婦さんの骨盤は出産に備えて「リラキシン」という靭帯を弛緩させる作用のある〔ホルモン〕によって緩められています。普段はほとんど動くことのない〔仙腸関節〕が小さくではありますが緩められ、動くことにより、歩いたり、走ったり、ジャンプしたりするときに衝撃を吸収してくれる〔仙腸関節〕の機能がうまく働かなくなります。そのため、周りの筋肉(中殿筋など)に負担をかけ、お尻の痛みが起こります。

妊婦さんはお腹が大きくなるにつれて、〔腹筋〕を使うことが難しくなるのもお尻の痛みの原因です。子宮がだんだん大きくなるにつれ、その周りにある筋肉(最近なにかと話題になる”インナーマッスル”ですね)が伸ばされ腹筋が弱まるのです。腹筋が弱まると骨盤が前に倒れるため、体の両脇に体重がかかり、仙腸関節に負担がかかるようになります。

妊婦さん特有の〔立ち方〕や〔歩き方〕も「腹筋の弱まり」と同じ理由でお尻の痛みの原因になります。お腹が出てくると、どうしても骨盤は倒れます。ただでも重くなった体重を支えるために仙腸関節には負担がかかっているのですが、骨盤が倒れると、体を外側にひっぱる力が強くなるため、より負担がかかり、骨盤が不安定になるため、お尻が痛くなるのです。


こんな施術をします

長期にわたって慢性化している場合は、お尻の痛み自体がストレスになって体を緊張させ、そこから血流が悪くなり、痛みが起きるという悪循環になってしまっていることも多く見られます。 まずは、固くなった筋肉を緩めることによって血行を良くしていき、緊張をほぐします。その後、筋肉によって取り巻かれている関節、この場合は〔股関節〕を動かしやすくすることによって周りの筋肉が再び固くなる事を防ぎます。

痛みの出ない姿勢を作ることも重要になります。痛みが出るため、お尻の部分が気になり、気になる事によって痛みが強くでる場合もあります。痛みの出にくい立ち方や歩き方を学んで頂く事によって痛みを忘れる体を作ります。

妊婦さんの場合は横向きのシムス体制や仰向けでの施術となりますが、筋肉を緩め股関節を動きやすくさせることは同じです。ただ、姿勢も学んでいただきますが、腹筋が使いにくくなっているため、市販の妊婦さん用のベルト(とこちゃんベルト)の使用もおすすめしております。骨盤の下の方を締めて支えることにより、靭帯の緩んだ骨盤を固定することができます。


実際の症例 (30代女性 妊婦・主婦)

来院時の症状
妊娠7か月目 4か月ぐらいから腰の痛みがはじまり、今はお尻のほっぺのあたりが痛い

上のお子さんが1歳半。まだ抱っこが必要。歩くことが大切だと聞いていたので、ベビーカーを引きながら散歩によく出ている。はじめは疲れて来たとき、腰をひねったりするとピリッとした痛みが腰からお尻に走っていたが、最近は歩くだけでもお尻に痛みがでる。

検査・原因分析
かなり腰が反っている。座っていても腰を反らしたままの状態で背中の動きが乏しい。

施術プランと経過
まずは体の緊張を取るために、横向きの体勢(シムス体勢)に寝てもらいます。足の間にクッションを入れて横になるだけでも、腰にかかる圧を分散させる事ができ、体が楽になるだけではなく、お腹の赤ちゃんにも安心です。腰とお尻の緊張を緩めることによって、腰に負担のかかりにくい姿勢が作れるようにします。また、買っただけで使用していないという、とこちゃんベルトの正しいつけ方を指導することによって、無理なく骨盤を安定させます。


1回目
シムス体制にてお尻と腰の筋肉を緩めたあと、仰向けにて股関節の動きをつける。 正しい立ち方と「とこちゃんベルト」の正しいつけ方の指導。 ベルトをつけると痛みが出ない。
2回目(2日目)
ベルトを付けて散歩しても痛みはでない。ただ、外して少し動いていると痛くなるので、ベルトが手放せない。またいつ再発するか心配。 同じ施術。上のお子さんのお世話で疲れているせいか、肩が上がってしまっているので、リラックスできるようにする。
3回目(6日目)
前回から今回にかけてお尻の痛みは殆どでなかったため、体の緊張を取った後、体の使い方や歩き方、ベルトの付け方の復習をして修了。産後一か月後の骨盤矯正の予約。