足のむくみ

このような症状はありませんか?

  •  一日中オフィスに座っていると、帰りにブーツがはけなくなる。
  •  ショップで一日中お客さんの接待をしていると足がだるい。
  •  朝になってもムクミ感が取れない。
  •  夜靴下を脱ぐと、跡が取れない。
  •  ひざの裏側にボコボコしたこぶができはじめた。
  •  妊娠中、足が太くなった気がする。

足のむくみとは

主に〔ふくらはぎ〕の筋肉量の少なさが原因です。ふくらはぎの筋肉は足のポンプの役割をし、血液やリンパ液を心臓に戻す働きをしているのですが、ふくらはぎの筋肉が正しく使われないと、リンパ液が上肢に戻りにくくなり、その結果、足がむくみます。

しかし、「足がだるいのよね」で済めば良いのですが、

○下肢静脈瘤

の初期症状の場合もあるので注意せねばなりません。【下肢静脈瘤】になると、血管が浮き出て、静脈にデコボコとした固まりのようなものができます。長年、立ち仕事などをして血流が悪くなっていたりすると静脈の内側の弁がうまく作動しなくなり、血液が逆流するようになります。そのため、血液が下に溜まり、血管が膨れてこぶのようになるのです。

また、【妊婦さん】の「足のむくみ」も注意が必要です。
妊婦さんの足のむくみは、以下の3つが考えられます。
○タンパク質の欠乏
○貧血などの血行障害
○妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)←現在は定義から外されているようですが、症状として多く出ています。

睡眠不足や運動不足もムクミの原因と考えられますが、激しい体重の増加(一週間に450g)があると、妊娠中毒症の疑いもありますので、一度、お医者さんや助産婦さんに相談して見てください。

定義から外されたのは、妊婦さんの約30%は何らかの理由で「足のムクミ」が出るからです。ほとんどの場合、妊婦独自の姿勢から歩くときに足首が動かしずらくなり、ふくらはぎを使わない歩き方をするために、リンパ液が下半身にたまってしまったものです。しかし、大切な赤ちゃんに関わる事です。「足のむくみ」に加えて、「高血圧」「尿タンパク」がある場合は「妊娠高血圧症候群」を疑ってみましょう。

*妊娠中の高血圧 最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上(日本産婦人科学会
*妊娠中の尿タンパク 試験紙に尿をつけて、どれぐらいタンパクの漏れがあるかを検査:15mg/dl(-)、15~30mg/dl(±)で陰性、30mg/dl以上(+)、30mg/dl以上(+)出ていると陽性となる。

こんな施術をします

筋肉量の少なさや姿勢の悪さが原因の「足のムクミ」を取るのに重要なのは以下の3つです。

✔ 固くなった〔ふくらはぎ〕を緩める
✔ 足首(足関節)を動きやすくするのと同時に股関節の動きをつける。
✔ 足の付け根が縮まない立ち方と足首を使った歩き方を覚える

そのためここでは、体、特に下半身の筋肉をゆるめ、関節を動きやすくさせます。足のムクミを取る体操もありますが、運動力に問題の無い方には、ふくらはぎの筋肉をつけることが重要なので、正しい姿勢と歩き方を学んでもらいます。

静脈瘤が出てしまっている方に関しては、残念ですが、血管の中の弁がすでに壊れてしまっているため、静脈瘤を取ることはできません。ただ、今の状態より悪くしないために、お医者さんなどで販売している専門の靴下の着用と上記施術を受けることをおすすめします。

妊婦さんの場合も血行を良くして水分を流していく事が大切ですので、上記施術をおすすめします。それに加えて、普段より、
✔ 同じ体勢を避ける、
✔ お腹を締め付けないようにワンピースを着る、
✔ 足を組まない、
✔ 足を高くして寝る、
✔ お医者さんに止められていなければ歩く

ことが大切です。自分でマッサージする場合は足を押すよりも、足の先から足の付け根に向かってなでるようにさするのが一番です。実践してみて下さい。

実際の症例 (20代女性 会社員:産休中)

来院時の症状
妊娠8か月。初産。足のむくみまではいかないが、足がだるい。病院で検査したが【妊娠高血圧症候群】にはなっていない。腰痛もある。ムクミがひどくなるのが怖くて来院。

産休前の仕事はデスクワーク。一日中パソコン作業をしていた。そのころは、肩こりが主な症状。

検査・原因分析
妊婦特有の立ち姿勢(反り腰)になり、足を引きずるような歩き方。

施術プランと経過
仰向けでもまだ苦しくないとの事だったので、まずは足の血行を良くするため、仰向けで血流を良くしていく。その後、足首から膝関節、股関節と順番に動きをつける。腰の反らしすぎによる背筋の固さも姿勢のバランスの悪さにつながっているため、シムス体制(横向き)で腰の施術。その後姿勢や歩き方の指導。

1回目
下半身中心に動きをつける。特に足首が硬直している。最後に立ち方と足首を動かす体操の指導。
2回目(6日目)
前回施術後、ちょっと物足りないような気がしていたが、腰が軽くなった。姿勢はたまに気を付けている。前回と同じ施術後、歩き方の練習。
3回目(12日目)
歩き方を注意するようになったら、足のだるさが気にならなくなってきた。腰痛もたまにしか出ない。
4回目(産後一か月後)
産後、足のむくみが再発。骨盤がぐらぐらするのも気になるとの事。姿勢は妊婦時と同じく、反り腰のまま。うつ伏せで全身の筋肉を調整。ロックされた足首、股関節を動きやすくした後、産後の立ち姿勢を学んでもらう。自分の筋肉で骨盤ベルトが作れるように指導。
5回目(産後5週目))
姿勢が上手になってきて骨盤のぐらぐら感は減ってきたとの事だが、睡眠不足による全身疲労のため、歩く気がわかない。足のむくみがとれないとの事。前回と同じく全身の調整後、座りながらできる足の体操を指導。
6回目(産後8週目)
足のムクミが減ってきた。姿勢だけは日々頑張ってやっている。施術後、歩き方の指導。
7回目以降
その後、一か月に一回ぐらいの来院で疲れを取りながら、姿勢と歩き方の確認をしている。産前に履いていたパンツが緩くなるほど、体が戻ってきたとの報告。