慢性腰痛

このような症状はありませんか?

  •  子供を抱き上げるとき腰がぴりっとする。
  •  朝起き上がるとき、背中が重くてすぐにはおきあがれない。
  •  椅子から立ち上がるとき、つい慎重になる。
  •  怖くて腰を反らすことはできない。
  •  病院に行ったら椎間板ヘルニアによる腰痛だから治らないと言われた。
  •  病院で検査をしたが、特に問題がないと言われシップを渡されるが、腰の違和感が抜けない。
  •  狭窄症による腰痛だから手術が必要だと言われた。

腰痛とは

日本人の85%が一生に一度は上記のような症状に(腰痛)になると言われています。

治療院にいらっしゃる方の40%以上の人も「腰痛が・・・」と始めに訴えられる方です。みなさん、長年の腰痛の経験からか、TVでやっていた「…って体操をいつもやっているのだけど」とか、「病院で治らないと言われたのだけど…」とか、「なんでもいいからこの”痛み”を治してくれ!」おっしゃっていらっしゃいます。

それでは、そもそも「腰痛」とは何でしょうか?

最近はやりの健康番組を見ると、「腰痛の原因は…だった!」「…をすると腰痛になる!」「…の体操をすれば腰痛はなおる」などと色々な情報が飛び交っています。ここまで様々な情報があると、何が正しいのか?、何を信じれば良いのか?、わからなくなってきてしまいます。腰痛を治す決定的な方法がまだわかっていないために、目新しい情報が錯綜してしまっているのです。

腰痛の原因

それでは、「腰痛」の原因は何なのでしょうか?それが分かれば改善法もわかるのではないでしょうか?

数年に一度最新の情報に改訂される「腰痛ガイドライン」というのがあります。日本でも2012年に最新のガイドラインが発行されていますが、85%の腰痛の原因は特定できない、と書かれています。

よく言われる原因に

  • 筋肉の緊張や疲労によるもの
  • 背骨に問題があるもの
  • 内臓の病気によるもの
  • ストレス性のもの

がありますが、この中で注意しなければいけないのは、原因の特定される「内臓の病気によるもの」です。 よく腰痛の原因と言われる、「背骨に問題があるもの」として一般的に知られている、「変形性脊椎症」「脊椎分離症」「脊椎すべり症」「脊柱管狭窄症」「腰部椎間板ヘルニア」などの有無と「腰痛」の有無との関係は明確ではないとも記されていて、世界の常識となってきています。

それでは何を信じるの?

何を信じればよいのか? やはり客観的なデータとして信頼できるのは 「ランダム化比較試験」で立証されたものになります。 このランダム化比較試験とは「二つ以上のグループを比較する実験」ですが、「本人達には伝えずに、ある条件のみを変えて経過を見ていく実験」です。

世界中でこの実験にて数多くの事実が分かってきています。上記に示した「腰部椎間板ヘルニア」に関してもそうですが、ガイドラインにも書かれている、世界でスタンダードな考えとなっている以下の事も実験を通してわかってきたことです。

○85%の腰痛の原因は定かではない
○腰痛は自然に治癒するものである
○腰痛には心の問題も関係している(ストレス)
○安静にするよりも「動いた方」が治りが早い

さらに、手術療法は短期的な結果をみると、腰痛の改善率は良いが、長期的にみると、保存療法との改善率の差はない、など、ビックリするような結果も出ています。

「動いていいんだ!」「一生続くわけではなく、自然治癒するものなんだ!」となどわかってもらうだけでも腰痛が改善していく、という実験データもあり、この「ガイドライン」を知ってもらうのも私たち治療家の役割になってきています。

こんな施術をします

当院では、まずは詳しくお話しを伺い、経緯をを把握することによって「腰痛」の原因が、特定できる「病気からくるものでないか」を確かめます。病気原因となる兆候が少しでもある場合は、まずは医療機関で検査をしていただきます。

15%の原因に入らない場合は
「必ず良くなっていく腰痛(自然治癒するもの)」
のはずなので、その自然治癒を阻害しているもの

○筋肉疲労(血行不良)を起こさせる体の使い方
○治らないと思う、思い込みや不安
○関節の固さ(運動不足)

を取り除いていきます。

手技療法による筋肉緩和をし、関節の動きをつけるとともに、筋肉に負担をかける体の使い方をしないように、体の使い方や歩き方など、あなたの生活習慣にあった方法で改善策を考えていきます。また、腰痛に対する正しい、新しい知識を学んで頂くことにより、腰痛への不安を取り除いていきます。

実際の症例 (40代女性 デスクワーク)

来院時の症状
慢性の腰痛、仕事で長く座っていると脚が冷えてむくみ、痛みもでる。
首肩のコリ、ときどき頭痛もあり。
睡眠は普通にとれているが、日中だるく、眠気もでる。汗がほとんどでない。

検査・原因分析
長年のデスクワークでの座位の為か、骨盤が前傾し、腰のカーブが強い。
骨盤の左側が前にでて体がねじれるクセがある。
仕事で長く座っていると脚の付け根を縮めて圧迫してしまうため下半身の血流が悪くなって脚のむくみ、痛みがでると考えられる。
日中のだるさ、眠気や汗がでない原因の一つとして、全身の血流が悪く、自律神経のバランスが崩れがちであることが考えられる

施術プランと経過
腰椎の強すぎるカーブを和らげ、縮んでいる脚の付け根も伸ばして歪みをとっていく。筋肉の緊張を和らげて全身の血流を良くし、自律神経のバランスを整える。
自宅では腰椎の動きをよくするエクササイズを一日二回行う。良い姿勢をとる練習により腹筋、殿筋を鍛えて背骨を安定させる事により、腰痛になりにくい体になっているんだという実感を感じてもらう。


1回目
施術後、体が軽く、左右差が改善ように思えるとの事。
2回目(3日目)
腰は右側が冷たい感じがする。脚のむくみは少し改善。 入浴後、少し汗がでるようになった。 腰椎のエクササイズを指導。
3回目(5日目)
腰の冷感は少し軽快。脚のむくみは前回から変わらず。 エクササイズ、続けている。 歩き方がおかしいのが気になっていたとのことで、歩き方のチェック。
4回目(7日目)
腰痛、冷感は消失。脚のむくみは前回から変わらず。 エクササイズ、続けている。 汗がさらに出るようになった。血流がよくなってきている。 歩き方の指導を始める。骨盤が左右にぶれるクセを直すと同時に足首が使える歩き方(ふくらはぎを使う歩き方)によってムクミの改善を図る。
5回目(10日目)
ふくらはぎに温感がでてきた。脚のむくみは前回よりも改善。 姿勢の左右差が大分減少。 腰椎のカーブを減少させることに重点を置いていく。
6回目(12日目)
脚のむくみがさらに改善。痛みは消失。 歩き方、左右のブレが改善されてきた。
7回目(14日目)
痛みはなく、調子よい。 姿勢の左右差はさらに減少、腰椎のカーブもだいぶ良くなってきた。 今回で集中治療を終了。
8回目以降
週に一回のペースで体のメンテナンスを継続。腰痛のためというより、バランスの良い姿勢を保てているかの確認が目的。 姿勢が非常に改善され、全身の血流もよくなっている。 現在は筋力アップ、歩き方の改善にも頑張って取り組んでいます。